リストクリーニングとは?メール配信リストを整理するメリットや方法を解説

DMのお役立ちコラム

SNSなどの普及で、以前ほど活用されなくなってきたメールですが、メルマガをはじめ、ステップメールやリターゲティングメールなど、メールによるマーケティングは健在です。

特にBtoB企業ではメールがメインに活用されているため、マーケティングに欠かせない存在だといえます。

しかしメールによるマーケティングは、適切な運用を行ってこそ十分な効果が発揮されるので、定期的な管理が重要です。

その一つがリストクリーニング。メールアドレスのリストから、届かないアドレスや重複しているアドレスなど、不要なアドレスを削除する作業のことです。

もしリストクリーニングを怠れば、メールの到達率が下がったり、スパムメールと誤認されたりといったリスクが考えられます。

メール配信において重要なリストクリーニングを行うメリットや、具体的な方法を解説します。

リストクリーニングとは?

リストクリーニングとは、発送先を見直して有効なリストへと更新することです。これはメールアドレスだけでなく、封書などを送るDMでも同様です。

メールやDMを送っているアドレスのリストは、全てが有効なアドレスとは限りません。

中には無効なアドレスや重複しているアドレス、使われていないアドレスなども混じっていることが考えられます。

こうしたメールやDMなどが「届かないアドレス」を放置していると、いくら送っても届かず成果につながりません。

定期的にリストクリーニングを行って、最新の状態に保っておくことが大切です。

またリストクリーニングを行うことで、スパムメールと誤認されにくくなるなどのメリットもあります。

リスト作成後更新せずに使い続けている場合は、一度見直してみるのがおすすめです。

リストクリーニングのメリット

リストクリーニングを行うメリットとして「費用対効果の向上」と「スパムメールと誤認されるのを防止」の2つが挙げられます。

メールを適切に届けられるようになれば、マーケティング成果向上につながります。ぜひ参考にしてみてください。

 費用対効果の向上

リストクリーニングを行うことで、費用対効果が向上します。

当然ながら無効なアドレスや使用されていないアドレスに、いくらメールを送っても読まれることはありません。

送信する意味がないアドレスを省くことで、メールの反応率を高めることが可能です。

これはメールだけでなくDMでも同様で、DMの場合は無駄な印刷・発送費用を減らすことで、コスト削減にもつながります。

確実に届くアドレスにだけ送ることで、無駄がなくなり費用対効果が高まります。

 スパムメールと誤認されるのを防止

メールにおいては、スパムメールと誤認されるのを防止できるのが大きなメリットです。

一斉送信するアドレスの中に、不要なアドレスが紛れ込んでいると、スパムメールと誤認され送信元にブロックされてしまうかもしれません。

サーバーを管理している会社は「特定のIPアドレスからの大量配信」や「無効なアドレスが大量に含まれたリストからの配信」など、スパムの疑いがあるものにフィルターをかけています。

届かないメールアドレスへ大量にメールを配信していると、フィルターに引っかかりやすくなり、スパムメールと誤認される可能性が高まってしまいます。

不要なアドレスが紛れ込んでいるだけで、届くはずのメールが届かなくなるリスクがあるということです。

スパム扱いされると、いくらメールを送っても届かなくなってしまうので、定期的にリストをクリーニングして、不要なアドレスを排除しましょう。

リストクリーニングのデメリット

リストクリーニングを行うことで、メール配信やDMの費用対効果を高められますが「管理コスト」がかかるというデメリットがあります。

リストクリーニングを行うには届いていないアドレスを洗い出し、リストから削除していく必要があり、どうしても手間と時間がかかるので、人的コストがかかるのが難点です。

しかし不要なアドレスや無効なアドレスが含まれたリストでは、正常なマーケティング活動が行えず、メールやDMの費用対効果が下がってしまいます。

クリーニングは人的コストをかけても行う必要がある作業なので、効率的に行って少ないコストでメール・DMの費用対効果を高められるようにしましょう。

リストクリーニングの方法

リストクリーニングの方法として、大きく3つの方法があります。それぞれ詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

定期的にリストを見直して、最新状態を保つことが大切です。

届かなくなったアドレスの削除

届かなくなったアドレスは、不要なのでリストから削除してしまいましょう。

アドレスが変更された場合など使用されなくなったアドレスに、いくらメールを送っても届くことはありません。

無効なアドレスに送信し続けると、送信元ドメインやIPアドレスから受信ブロックされやすくなるので、特に注意すべきものです。

エラーメールが返って来るなど、無効なアドレスは随時削除していきましょう。

メール配信サービスによっては、指定のエラー回数を超えると強制的に配信リストから除外されるものもあるので、そうしたシステムを活用すると、管理コストを抑えられます。

手動で行う場合でも「3回以上戻ってきたら削除」など、ルールを決めておくと管理しやすくなります。

使われていないアドレスや存在しないアドレス、入力ミスのアドレスなど、不要なものはこまめに削除しましょう。

 窓口となる管理用メールアドレスの削除

多くの企業で活用されている窓口アドレスは、できるだけリストに含まないようにしましょう。

窓口に使われる「sales@、info@、support@」などのメールアドレスは、容易に入手することが可能で、推理して生成することもできるアドレスです。

窓口アドレスがリストに多く含まれていると、スパムと誤認されやすくなってしまいます。

また不用意に窓口アドレスへメールを送ることで、スパムトラップにかかるリスクもあります。

スパムトラップとは、現在利用されていない既存アドレスを用意して、届いたメールの送信元を特定することで、スパムメールを特定する仕組みです。

スパムトラップに引っかかると、直接ISPのブラックリストに載せられるため、いくら配信しても届かなくなります。

やり取りがある窓口アドレス以外は、削除するのがおすすめです。

 プロバイダや携帯キャリアのメールアドレスの削除

プロバイダやキャリアのメールアドレスは、現在使用されていない疑いがあるので、要チェックのアドレスです。

インターネットプロバイダや携帯キャリアから取得したメールアドレスが、主流となっていた時代とは違い、現在はGmailなどのフリーメールが一般的となっています。

また格安スマートフォンの普及もあって、携帯キャリアのメールアドレスを使わない層も増えてきています。

プロバイダや携帯キャリアから取得したメールアドレスは、使われていない可能性があるため、反応があるかどうか精査してください。

もし使われていないようであれば、削除してリストの精度を高めましょう。

メーリングリストは定期的にクリーニングして費用対効果を高めよう

メールマガジンの配信やステップメール、リターゲティングメールなど、メールを活用したマーケティングにおいて、リストクリーニングは欠かせません。

もしメーリングリストに無効なアドレスが混ざっていれば、いくらメールを送っても届かないため、マーケティング施策の費用対効果がダウンしてしまいます。

加えて無効なアドレスにメールを送り続けることで、スパムと誤認されるリスクもあります。

費用対効果をアップさせるためには、メーリングリストの定期的なクリーニングが必須です。リストは定期的に見直して、有効なアドレスのみに送るよう努めましょう。

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